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お墓はどうしたらよいのか?

2019年2月5日

人が亡くなったとき、そこにはさまざまな「混乱」「負担」があります。

心情的な面で動揺するのはもちろんですが、費用の負担や弔い方法の選択に悩まされることも多くあります。

今回は、そのような悩みの対象の一つである「お墓」について取り上げましょう。

お墓を新しく作る場合の金額について

「お墓をどうするか」ということを考える前に、まずは「お墓を新しく作るとどれくらいの費用がかかるか」ということについて見ていきましょう。

お墓を新しく作る場合の平均費用は、200万円程度です。都心部の方が地価が高いので費用の負担も大きくなりがちです。

先祖代々のお墓に入るのではなく新しいお墓を……と希望するのであれば、これくらいの費用がかかるわけです。

葬儀にかかる平均費用も200万円程度ですから、家族が負うことになる金銭的負担はかなり大きいといえるでしょう。

お墓を持たないという選択肢~経済的な面・今墓守をどうするかという観点から

このように、お墓を新しく持つことには多額のお金がかかります。
このため、経済的な理由からお墓を持つことをやめる人もいます。

「よりコンパクトで、よりリーズナブルなに行える」と言われている家族葬や直葬、一日葬が現れたように、「最後の住まい」についてもコンパクトでリーズナブルな選択肢が提案されるようになりました(後述します)。

またこれらの方法は、お墓を持つこととはまた異なったメリットを持っているため、積極的に「お墓を持たない」という選択肢を選ぶ人もいます。

現在は少子高齢化社会だとよく言われています。

また、かつての家族のかたちであった「跡取りがずっと地元に住み、両親を見送り、お墓を守っていく」というかたちも徐々に衰退していっています。

核家族化が叫ばれて久しいですし、都心部などに出てもう地元には帰らない……という人も多いことでしょう。

出生率が2人以下になり生涯未婚率も高くなった今、子どもに墓守を頼むのはなかなか難しいといった現実的な問題もあります。

「経済的な観点」「墓守をする人がいない」などの現実的な問題から、「お墓を持たない」とする人の数は決して少なくありません。

お墓を持たないという選択肢~心情的な面から

また、心情的な面から、お墓を持たないことを選択する人もいます。

「お墓に入れずにずっと手元で供養していきたい」
「お骨を冷たい石の下に入れたくない」
「生きていたときと同じように一緒に過ごし、自分が死んだときに一緒に弔ってほしい」という想いからお墓に入れないという選択肢をとる人もいれば、
「自然を愛していた人なので、自然にかえしてあげたい」
「海が好きだったから、海を終の住処としてあげたい」
と考える人もいます。

このような人にとっては、ご遺骨をお墓に納めることは第一の選択肢とはなり得ないでしょう。

お墓に納骨する以外の弔い方

では、お墓を持たない場合の弔い方にはどのような種類があるのでしょうか。
ちなみに、下記の方法は、多少の差はあるものの、一般的にはお墓をたてるよりもずっと安い費用で弔うことができます。

1.樹木葬
木の下にご遺骨を納めて弔う方法です。自然のなかで最後の時間を過ごせるので、植物を愛している人などに非常に人気です。しかし一度埋葬してしまうと、取り出すことはできません。

2.海などに散骨する
樹木葬が「植物に見守られた弔い方法」であるのなら、海への散骨は「海に抱かれる弔い方法」だといえるでしょう。クルーザーなどで海に出て、そこにお骨を撒きます。当然お骨を回収することはできませんし、お参りにいくためにはまたクルーザーを手配しなければなりません。

3.納骨堂
建物の中にお骨を納める方法です。仏壇型になっているものもあればお墓型になっているものもあり、永代供養の形式をとっている場合が大半です。駅からのアクセスがよいところに建物が建っていることが多く、天候に左右されずにお参りができます。
ただ、人によっては「お骨のマンション」のように見えてしまうため抵抗感がある人もいるでしょう。

4.手元で供養していく
あえて納骨せず、家の仏壇などにおいて手を合わせていく方法です。実は、日本には「納骨をしなければいけない」という法律はありません。生きていたときと同じように故人と過ごすことができるため、心情的な面からこの方法を選ぶ人もいます。

5.合祀する
これは、「お墓」のかたちをとることも多い弔い方法です。
他の方のご遺骨と一緒に弔うものであり、宗教施設が供養をしていってくれます。そのため、お墓の後継者不足に悩む人に有効です。ただ、「ほかの人のお骨と一緒に弔われる」ということで、「死んだ後までほかの人に気を使うことになるのか」と感じる人もいます。

お墓にもメリットが当然ある

「お墓をどうすればよいのか」のような話題になると、「お墓を持つことのデメリット(費用がかかる、後継者不足に悩まされるなど)」ばかり取り上げられます。

しかしお墓を持つことによるメリットもあります。
まず、「お墓」という「一戸建て」のようなところで、家族だけで過ごせるのは大きな魅力です。

また、遺族や親族、友人などが手を合わせて語り合うことのできるものですし、周りからの反発も起きにくいものです。

現在はさまざまなデザインのお墓が出ています。
注文住宅を建てるような気持ちでお墓をカスタマイズできるのも、一つの魅力です。

「最後の居場所」の選択には、正解も不正解もありません。
故人や家族が納得できるかたちであるのなら、どのような選択肢を選んでもよいのです。

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