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お葬式の挨拶~遺族編・参列者編

2018年11月8日

お葬式のときには、さまざまな「挨拶」を行う必要があります。

この「挨拶」について、遺族側・参列者側、それぞれの視点から見ていきましょう。

遺族側からの挨拶~挨拶はだれがする?

遺族側が挨拶をする機会は、数多くあります。
参列してくれた方一人ひとりに対して挨拶を行うこともあるでしょうし、また葬儀の終わりや通夜の終わり、それから精進落としのときなどにも挨拶を行う必要があります。

一人ひとりに対する挨拶は別ですが、葬儀・通夜の終わりにする挨拶、精進落としの挨拶は、喪主が行うのが基本です。

ただ、「名義上は喪主となっているが、非常にショックが大きく、まともに挨拶できる状況ではない」「人前に立つのが非常に苦手であり、挨拶はできない」という場合は、ほかの遺族が担当することもあります。

遺族側からの挨拶~その内容について

遺族側からの挨拶は、
・自分の立場
・参列してくれた方へのお礼
・生前、故人が世話になったことへのお礼
・今後についてのお願いと案内
の構成をとるのが一般的です。

またここに、故人のエピソードが入れられることもあります。
たとえば、以下のようなものです。

「遺族の代表としまして、故人の配偶者である○○が挨拶申し上げます。
本日はお忙しいなか、またお足元の悪いなか(天候が雨や雪の場合)、故▼▼のためにご会葬くださいまして、ありがとうございます。故人も喜んでいると思います。
夫は、一生を××(職業)に捧げた人でした。寂しい思いをしたこともありましたが、その背中でいつも一生懸命に家族を守ってくれていたのだと思います。
無骨な人でしたが、皆さまのあたたかなご厚情により、穏やかな晩年を過ごすことができましたこと、深く感謝申し上げます。
遺された家族に対しましても、故人の生前同様、ご指導ご鞭撻を賜れましたら幸いです。ありがとうございました」

ちなみに、通夜の場合はこの後で通夜ぶるまいの案内などを口頭で行うこともあります(葬儀会社のスタッフが担当する場合もあります)。

日本の考え方では、亡くなった人に対して下げるような表現は用いません。
ただ、親しくしていた家族などが、「父は気ままな人でしたから、みなさまにもご迷惑をおかけしたかと思います」などのような表現を用いることもあります。これは親しさからくる言葉ですから、「絶対にNG」というわけではありません。

なお、挨拶文を考えるのが苦手という人は、葬儀会社のスタッフなどに相談してください。
原稿を代わりに書くということはどこも基本的には行っていないはずですが、アドバイスや定型的な言い回しは教えてくれるはずです。

参列者側からの挨拶~使ってはいけない言葉

ここまでは「遺族側が行う挨拶」について取り上げましたが、参列者側からの挨拶の場合はどうなのでしょうか。

ご遺族・ご親族が希望しない限り、ご遺族やご親族を長時間拘束しての長話や挨拶はしないようにしてください。簡潔に弔意を示すようにしなければなりません。

「御愁傷さまです」「御冥福をお祈りします」などの表現は、お葬式における挨拶表現としてよく使われます。

しかしこのような言い方は、実は宗教によってはそぐわないということを理解しなければなりません。キリスト教では、死は悲しみだけで表されるものではなく、神様の御許で永遠の安息を得るものだと解釈します。

そのため、悲しみを表す「御愁傷さまです」という言い方はそぐわないのです。
また、「御冥福をお祈りします」も仏教用語であるため、キリスト教や神式のお葬式では使わない言葉です。

また、「重ね言葉」「繰り返す言葉」「死を表す言葉」は、お葬式の場では忌避されます。
「またまた」「たびたび」「再び」「死ぬ」「生きていたとき」「(数字の)九や四(「苦」「死」に通じる)」などは避けるべきです。

「▼▼さまには、たびたびうちのお店にも足を運んでいただき」
「いつか再びお会いできますことを」
「生きていたときに、一目お会いしたかった」
などのような表現は、比較的やってしまいがちなので特に注意が必要です。

なお、数字の九や四は、挨拶だけでなく、香典でも嫌われます。
「4人で1000円ずつ出して4000円を香典として包む」などのようなことは避けてください。

参列者側からの挨拶~どんなことを言えばいい?

忌み言葉を交えないで、かつどんな宗教でも使える言葉としては、以下のようなものが挙げられます。

「安らかな旅路をお祈りしております」
「お寂しくなりますね」
などのような言葉は、どんな宗教でも使える言葉です。

また、いろいろなマナー本にも書かれていますが、「この度は」とだけ言って頭を下げるのも、失敗のない挨拶です。皆まで言わずとも心は伝わる、という考えで行われる挨拶であり、お葬式の現場ではよく見られます。

また、非常に仲が良く、特に親しい人に対してならば、「助けが必要だったらいつでも声を掛けてね」などと言うのもよいでしょう。

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