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友人のご主人が亡くなり、家族葬にするから来ないでくれと言われました。 なんだか寂しい気持ちですが、参列しないのが正しいのでしょうか?

2019年1月22日

家族葬とは、家族や親族だけが参加して行う葬儀の形態です。

まれに、故人や遺族と極めて親しい関係にあった人が呼ばれることもありますが、一般葬との大きな違いとして、「基本的には呼ばれなければ参列できない」という特徴があります。

今回は、「友人の配偶者が亡くなったときに、家族葬にするから参列はしないでほしい」と言われた場合の考え方や弔意の示し方について紹介していきます。

家族葬は基本的には参列は遠慮する。はっきりと断られた場合は参列不可

上でも述べましたが、まず家族葬の基本としては、「親しい間柄であっても、原則として声をかけられない限りは参列をすべきではない」というものがあります。

「家族だけで送りたい」「家族と親族までで送りたい」とご遺族や故人が考えているからこそ、「家族葬」という選択肢をとっていると考えるべきなのです。

「家族葬を行う」と言われた場合、そこには「参列は遠慮してほしい」といった意向があると思いましょう。
家族葬でも特に参列を希望される場合は、「葬儀をこの日に行う」「家族葬ではあるが、あなたに来てほしい」などの打診があるからです。

「極めて親しい間柄だったので、どうしても参加したい」ということであれば、ご遺族に故人への思いやご遺族への思いを伝えて、参列を希望する旨を告げることまでは構わないとされています。

ただこれも慎重に行うべきですし、今回の場合は明確に「来ないでほしい」と言われているのですから、参列はしてはいけないと考えるべきでしょう。

故人に弔意を表したい、大切な友人の心を慰めたいという心はとても尊いものですが、それが逆に友人の負担になってしまうこともあるからです。

ご遺族が家族葬を選ぶ心境・参列を断る心境に心を配って

大切な友人・仲の良い友人・付き合いの長い友人の場合、友人だけでなく友人の配偶者とも顔見知りになることはよくあります。

場合によっては家族ぐるみでのお付き合いをしている場合もあるでしょう。
そういう付き合いがあった人との「最後のお別れ」ができないことは、参列を希望する側にとって心残りなものです。
また、友人との間に心の垣根を感じてしまい寂しく思うのももっともなことです。

ただ、あえてご遺族が家族葬を希望し、そしてなかなか口には出せない「来ないでほしい」という意志を表明した意味を考えてみましょう。

家族葬を希望し、そして参列者をお断りするご遺族の心境や理由はいろいろあります。

1.不幸な亡くなり方であり、ほかの参列者に見られたくない

人が亡くなる事情はさまざまです。
「100歳まで生きて老衰で」「まったく苦しまずに、高齢である日安らかに亡くなった」などのように、(一般的に「幸福な亡くなり方」であるとされる)穏やかな旅立ちばかりではありません。
自死や事故死、事件によって命を奪われたなどの不幸な亡くなり方の場合、ご遺体の損傷が激しい場合もあります。
お顔を見せてのお別れが難しいこともあり、家族葬でと希望する場合もあります。

2.心情的な問題

今回は「配偶者」ということですが、お子様を亡くされたご遺族のなかには、「友人たちにも同じくらいの年頃の子どもがいる。
どうしても彼女たちを見ていると、自分や子どもに起こった悲劇と比べてしまいつらい」と仰る方もいます。
配偶者を亡くされた方の場合も、もちろん同じように感じることがあるでしょう。
また、ご遺族に精神的な余裕がなく、参列を希望する方に対して接待が難しいという場合もあります。

3.香典返しなどの手配の問題

家族葬の場合、多くのケースで「不祝儀のやりとり」は省かれます。
また、家族葬の場合は一般葬に比べてコンパクトであることが基本であるため、決めることも少なく、スピーディーに進みます。
しかし一般葬や不祝儀をお断りしない場合などは、香典返しの手配なども必要になります。
また、お金もかかります。精神的に落ち着いていないなかで、多くのことを決めるのは辛いということで、このような負担を軽減するために家族葬を選ぶ人もいます。

4.わざわざ来ていただくのが心苦しい

冠婚葬祭のなかでも、「葬」はもっとも優先順位の高いものです。
平日にお亡くなりになられた場合でも、立場によっては仕事を休んで駆けつけることでしょう。ただ、「長患いだったし、年齢も80歳を超えている。わざわざ仕事を休んできてもらうほどでもない」「不祝儀などの金銭的負担をかけてほしくない」などのような気持ちから家族葬を希望する人もいます。

「大切な友人の大切な人が亡くなったからこそ、お参りに行きたい」という優しい気持ちは、非常にすてきなものです。

しかし、ご遺族の側の事情を考えれば、「来ないでほしい」と言われているのに行くのは良いことではないでしょう。

落ち着いたらお参りに伺うなどして、それまでは心のなかで手を合わせるとよいかと思われます。また、「私で力になれることがあったら、何でも相談してください」などと言い添えるのも良いですね。

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