お問い合わせ:0120-47-5940

公式ブログ

家族葬で考えられる問題とは? ~供花・供物・不祝儀・弔電について

2019年2月6日

家族葬は、一般葬とは異なる性質を持ちます。

家族や親族など、限られた範囲の人のみを呼んで行う葬儀であり、一般の弔問客は受け付けません(ただし、遺された家族や故人が極めて親しく付き合っていた人の場合は、招かれるケースもあります)。

そのため、通常の葬儀においてはあまり問題になることのない部分も、家族葬の場合は気を付けて対応していく必要がでてくることもあります。

今回は、「供花・供物」「不祝儀」「弔電」について見ていきましょう。

家族葬と供花・供物

「家族葬」と一口にいっても、そのやり方はさまざまです。
100回の家族葬があれば、100通りの家族葬があります。
そのため、供花・供物に関する考え方についても、家庭ごとで異なります。

なお、「供花」は「きょうか」「くげ」と呼ぶものであり、祭壇に献げる花をいいます。
花は、神式・キリスト教の式・仏式のいずれにも見られるものであり、祭壇を彩るものです。

現在の供花は、宗教ごとや葬儀会社によって多少の違いはあるものの、一般的にはスタンド型になっており、祭壇の横などに置かれることが多いと思われます。

以前は供花といえば「花輪」が代表格のように扱われることがありましたが、現在ではこのようなかたちは少数派になりつつあります。

特に家族葬の場合は会場も小さく、またそれほど大々的に行わないため、花輪が選ばれることはほとんどないでしょう。

「供物」は「くもつ」と呼びます。
「お供え物」とされることもありますが、バスケットなどに乾物類やお菓子類、果物類などを詰めたものをいいます。これも祭壇の横あたりに置かれることが多いものです。

供花・供物は、会社関係の人や親族関係などから寄せられることが多いものです。
もちろん、個人でも贈ることができます。葬儀会社を介して注文されるのが一般的です。

この供花・供物は弔意を示すためのものですが、家族葬ではその扱いが一般葬とは異なってきます。

まず、家族葬の場合、喪主や故人が望む人にしか場所を伝えません。
所属する会社などには忌引きのこともあり伝える必要がありますが、その場合は、場所を伏せて伝えるようにします。

ただ、場合によっては、「訃報をもらったのだから、参列はしないにしても供花・供物は出さなければならないかもしれない」と考える団体・人もいるでしょう。

供花・供物を贈られた場合、後日お返しが必要となりますし、「出さなかった人」に余計な気づかいをさせることにもなってしまいます。また、スペースの都合もあり、飾るのが難しいこともあります。

「家族葬であり、供花・供物は受け付けない」ということであるのなら、訃報を入れる際に、「供花・供物はご辞退申し上げます」などのように記す必要があるでしょう。

家族葬と不祝儀

葬儀において渡されることが多いのが、「不祝儀(香典)」です。家族葬の場合はこれも断るケースが比較的多いのではないでしょうか。

このような場合も、事前に、不祝儀辞退の意思を表明するようにします。

もっとも、「不祝儀は絶対に辞退しなければならない」というものではありません。
後日、家に弔問に来てくれた人に不祝儀を渡されたときには、それを断るのはとても難しい……といったところもあるでしょう。

ただ、不祝儀は、相手が「お返しは結構です」というスタンスをとっていない限りは、香典返し(「香典」は仏教の用語ではありますが、キリスト教や神式の場合もこの言葉が広く使われています)を用意しなければならないという問題もあります。

なお、供花・供物にしろ不祝儀にしろ、自分が「家族葬の知らせを受け取った側」の場合は、喪家の意向を最優先するようにします。喪家が「供花・供物・不祝儀辞退」の意向をしめしているのであれば、出さないのが賢明です。

ただ、「自分が家族葬に参加する立場である」という場合は、念のため不祝儀は持っていき、喪主側の対応や周りのやり方を見た方がよいかもしれません。

家族葬と弔電

家族葬において、供花・供物や不祝儀の取り扱いはよく問題になるものです。
しかし、弔電に関してはあまりそのような気づかいはいりません。

弔電は、供花・供物のように場所をとるものではありません。
また、供花・供物・不祝儀との決定的な違いとして、「金銭が発生するお返しを必要としない」という特徴があります。

弔電を受け取った場合、喪家側からは「手紙」「お礼状」を出すのがマナーとされていますが、お返しの品物は必要ありません。そのため、送る側も、送られる側の負担を考えなくてよいという特徴があるのです。

もっとも、家族葬の場合は、参列をお願いしない人には葬儀会場を案内する可能性は低いでしょう。
ただ、「呼ばれてはいるが、体調の問題でどうしてもいけない。しかし供花・供物や不祝儀も辞退されている」というような場合は、弔電を打つのもよいでしょう。

お問い合わせ

秦野市 近隣でのお葬式、
家族葬のご相談はお電話またはメールフォームにてお気軽に
ご連絡ください。

通話料無料
24時間365日お電話承ります。携帯もOK
お問い合わせ:0120-47-5940
お問い合わせ:0463-39-5115
お問い合わせ

ページの先頭へ