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妻を家族葬で送ったら世間に笑われないか?

2019年2月13日

さまざまなデータがありますが、「家族葬」を選ぶ人が多くなっていっているのは事実です。体感的にも、ここ20年ほどの間で、「家族葬」は市民権を獲得し、多くの葬儀会社が扱うようになったと感じられます。
現在では家族葬を専門に扱う業者も増えており、その認知度も高くなっています。

ただ、「家族葬をして世間様に笑われないだろうか」と不安に思う人が一定数いらっしゃるようです。

ここでは、家族葬の実際と家族葬が向かない場合、そして家族葬そのものとの向き合い方についてみていきましょう。

まずは基本を押さえよう、家族葬とは

「家族葬」と「小規模な葬儀」は、しばしば混同されます。しかしこの2つは一緒に論じることができないものですから、まずはこのあたりから見ていきましょう。

「家族葬」とは、遺された家族が「参列してほしい人」に声をかけて行うものです。多くの場合、血縁関係にある人に声を掛けることになります。

ただ、どこまでの範囲に声を掛けるかは葬儀ごとによって大きく異なります。故人と同居していた家族のみで行うこともあれば、甥や姪、その配偶者や子どもにまで声を掛ける場合もあります。

また、故人と特に親しかった人や、喪主と極めて親密な関係にある人、また血縁者の婚約者などが招かれることもあります。

家族葬の最大の特徴は、「一般の弔問者は原則として受け入れない」ということにあります。そのため、家族葬は一般葬よりも小規模なものとなります。

ただ、「小規模な葬儀=家族葬」の式は成り立ちません。
小規模な葬儀であっても、「祭壇は小さく、ホールも小さく、呼ぶ宗教者の数も少なくするが、一般の弔問客も受け入れる」という場合は、「家族葬」とは呼ばれません。これは単純に規模が小さい一般葬であり、家族葬とは区別されます。

家族葬を否定する見方もある

少子高齢化社会になった今、そして葬儀にお金を掛けたくないと考える人が多くなった今、時間が短く費用を安く抑えられる可能性が極めて高い家族葬は多くの葬儀の選択肢の一つとして挙げられるようになりました。

家族葬の場合、その性質上、招きたい人以外の人には声を掛けず、ひっそりと行われることになります。そのため、「お別れをしたかったけれど、お別れをさせてもらえなかった」「あのように小さな葬儀にしてしまうとは、奥様も報われない」「こそこそと家族だけで送るなんて」というような反発心を持つ人もいます。

実際、喪主や故人に立場があり、社会的な貢献度が大きい場合などは、特にこのような問題が起こりやすくなります。

葬儀の参列者が極めて多くなるであろうと予想される場合や、社会・会社・業界に与える影響が非常に大きい場合などは、たしかに家族葬では送りにくいかもしれません。

こういったケースでは、事前に家族だけで行う「密葬」をして、その後にお別れ会などでお送りするやり方をとった方が無難でしょう。無理に家族葬にこだわると、弔意を示すために後日家に訪問したいと希望する人の数が多くなりすぎ、逆に家族の心理的・時間的負担が増えかねません。

特殊なケース以外では気にしなくてもよい

ただ、上記で挙げたようなケース以外ならば、それほど気にしなくてもよいでしょう。

「小さな葬儀では奥様が報われない」という意見もありますが、葬儀とは、遺された人間が故人を悼んで行うものです。そこに真心があるのであれば、葬儀の規模は問題にはなりません。立派な葬儀を行うこともまた弔意の示し方ではありますが、家族葬をしたからといって故人を愛していなかったということにはなりません。

「こそこそと家族だけで送るなんて」と思う人もいるかもしれません。ただ、最後の時間は家族だけでゆっくり過ごしたいと思う気持ちは、決して否定されるべきものではありません。一般葬の場合は、どうしても弔問客の応対が必要ですから、慌ただしくなることもあります。特に、家族葬が故人の希望だったのであればなおさらです。

ただ、「最後のお別れをしたかったのに、機会がいただけなかった」といった気持ちにはできるかぎり寄り添いたいものです。少し大変にはなりますが、希望される場合は後日来ていただき、仏壇(仏教の場合)などに手を合わせていただくことをおすすめします。そのときには故人の話を一緒にすると、故人にとっても家族にとっても弔問客にとっても慰めになるでしょう。

現在は、「家族葬」というかたちが非常によく知れ渡っています。葬儀の選択肢のひとつとなっていますし、終活の一環で葬儀を考える際に「家族葬を希望する」とする意思を表明する人もいます。

葬儀のかたちには正解がありませんし、「世間様に笑われるから、家族葬は恥ずかしい」と思う必要はどこにもありません。

自分がどのようにパートナーを見送りたいのか。
そして、パートナーはどのように送られたいのか。
それを一番大切にして、葬儀のありかたを探っていくのがよいでしょう。

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